Aloha Aina ~ALOHA LIFE in KARUIZAWA~

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2008年 12月 10日

旅のお話 5 ~続~

~心が包まれた瞬間~

コンファレンス最後のワークは、フラの神様と言われるアンクル・ジョージ・ナオペの元で
フラを学んだクム・カピオラニ・ハオの初級アウアナ。

先生にも彼女のフラは素敵よ。と勧められ、
最終日のワークということもあり、耳慣れない曲をやめ、気負いのない馴染みのある曲を選択した。
"Makee 'Ailana"
この曲は大賀ホールで初めて踊った思い出の曲。
恋人たちのデートの場所になっていた小さな島のお話。

まずはみんなで輪になった。
それはクムがみんなの顔をきちんと見て話ができるよう。みんなと心が繋がるよう。

レッスンは完全な通訳がつき、まずはステップから。
ステップを何度も繰り返し、それができるようになったらフリをつけて。
とにかく踊りこむ。
難しいことは何も言わず、とにかく楽しく。笑って。歌って。
何列にもなった参加者の列を、どんどん入れ替えみんながちゃんとクムのそばに行かれるように、
その踊りを目の前で見られるように、とにかく何度もローテーションを回し、何度も何度も踊った。
そうやって私たちが繰り返し踊る度、ウクレレを弾きながら歌ってくれたのがアンティ・ナニ・ナオペ。
彼女の声は心が解きほぐされていくのがわかるほど、とにかく優しい。そして美しい。

5番まで終わりみんなが踊れるようになった時、再びクムとアンティを囲みみんなが集まった。
今度はアンティから歌の歌詞について詳しい説明が始まった。
1番ごとに歌詞の持つ意味を丁寧に説明して下さり、その説明が終わるごとにクムが
"じゃあ、1番を私のためにもう一度やってみて"といい、
みんながその場に座ったまま上半身だけで踊って見せる。
そうするとクムが何とも嬉しそうに笑みを湛えて"そう、よくできてるわ"と褒めてくれる。
そして、もう一度みんなで踊りレッスンが終りとなった。
最後にクム・アンティ・アラカイがきちんとみんなの前に並び、感謝の気持ちを示す
チャントを唱えてくれた。
それは心を震わせるような素晴らしいチャントで、みんなの感謝の気持ちが一瞬にして
1つの大きなエネルギーになったような瞬間だった。

こうして、私の最後のワークが終わった。

ワークが終わると、クムはレッスンに参加した生徒と写真を撮ったり、お話したり、
余裕をもって一人一人を送り出してくれた。
私の心を打った歌声の持ち主アンティにお礼を言いに行くと、
"私もとても楽しかった。"
"私たちも参加してくれたみんなから本当にたくさんのパワーをもらっているのよ。"
"ありがとう。"
そう言い、強く強く抱きしめてくれた。
その思いの温かさに、涙がこぼれた。
そして、クム・カピオラニ・ハオも私をギュッと抱きしめ、"ありがとう"と言ってくれた。

周りを見るとみんなが同じような不思議な思いで涙していた。
ハワイアンのアラカイが"何で!?みんな泣いてるの~??"と不思議な顔をしていた。
それは感動したとか、感激したとかそんなことだけではなく、
クムやアンティのフラに対する愛情をみんなが受け取った瞬間だったのかもしれない。
そして、その愛情は決してフラを踊ることだけではなく、それに纏わる全てのものに、全ての人に
分け隔てなく注がれているんだと。

ただ、ただ心が温かくなって、こぼれた涙だった。

mahalo nui


Aloha Aina
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by aloha-aina-life | 2008-12-10 22:50 | Hula / Hawaii


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